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音の記憶は曖昧で上書きが早い 〜弦交換〜

ぎたー
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チビヤマハ(CS40J)の、低音弦の鳴りが悪くなったので、デカヤマハ(CG182SF)で割と気に入ったマーチンM160に張り替えました。

同時期に弦交換した、デカヤマハのマーチンM160は、もう少し使えそうなので、やっぱり格安弦はヘタるのが早いんだな…と思い込んでいたのですが、張り替えたところ、高音弦は金属っぽさが強いし、低音弦もサスは伸びたけど、ちと物足りない感じ…

チビヤマハには、マーチンよりも格安弦の方が、相性が良いのかな?

と、思いつつ、確認してみたら、前回は、昨年の11月中旬頃にオーガスチン赤(こちらも1セット810円なので高くはありません)を張っていました。
低音弦のサスがまるで伸びなくなったし、厚みも皆無のまま鳴らしていたので、いつの間にか格安弦を張っていると思い込んでいたようです。

鳴らしている時は、運指やリズムに夢中になっているので、特に意識していなかったけど、ある時期から、やっぱりショートスケールの音は細いな。と、感じたことがあるような気がしてきました。
それが、いつ頃のことだったのかは覚えていないので、今回は、もう少し、音色にも注意してみたいと思っています。それが可能ならば…ですけど。


弦交換から四日ほどですが、ぼちぼち安定してきました。
張り替えた直後の印象としては、オーガスチン赤の方が「好み」だったけど、耳が馴染んできたようで、最初に感じたような大きな違和感は薄らいでいます。

もっとも、音の記憶は曖昧な上に、上書き速度が早いし、長くても(多分)3ヶ月ほどの付き合いなので、次にオーガスチン赤を張っても、直後は、これじゃ無い感を抱くのかもしれません。

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チビヤマハは、押弦が楽チンなんだけど、長時間鳴らしていると、左腕が窮屈になってしまうため、デカヤマハを使うようにしていたのですが、やはりプライムギターのネックスケールだと押弦が辛かったので、今年に入ってからは、チビヤマハをメインに使っていました。

デカヤマハは、慣れてきたエチュードなどを、650mmスケールでも押弦出来るかを試すためにしか使っていなかったけど、低音弦も汚れているので、勢いもあって。こちらも弦交換をしました。

今回は、高音弦オーガスチンのインペリア(ゴールド)+低音弦サバレスのコラム青を張ってみました。

インペリア(ゴールド)は、アンドレス・セゴビアと云う、とても有名なギタリストが使っていた弦だそうで、この方は、俺が二十代の頃の1987年に、この世から退出なさったそうですが(このテクストを書き始めるまで)まるで知りませんでした。

で、このセゴビアさんが、クラギのナイロン弦を普及させるキッカケとなった方だそうですが…フッと疑問が生じました。

ギターの弦は、いつからナイロン弦が普及したのでしょう?

ナイロンは1930年代に、デュポン社でうつ病の研究者(後年自殺)が開発して、その後、女性用のストッキングとして商品化された…と、記憶しているのですが、サクッと調べてみたら、ギター製作者だったアルバート・オーガスチンさんが、ギタリストのアンドレス・セゴビアさんの助言のもと、ナイロン弦を完成させたのが1954年のことだったそうですから、まだ60年ほどしか経っていないのですね。

それ以前から使われていたガット弦は、温度や湿度の変化に影響され易い素材だと云うことは、知っているけど、バイオリンのガット弦は(スティールやナイロン弦と比べれば高価だけれども)いまでも普通に購入することが出来ます。
クラギのことを、未だにガットギターと言っても通用するのに、ガット弦(絹弦も)は、量販店で気軽に買える、身近なものではない、と云う現実が、ちょっと不思議に思えました。

もっとも、ガット弦とナイロン弦の音の違いを聴き分けるような耳は持ち合わせていないし、ギターを手にしてからずっとナイロン弦の存在しか知らなかったのですから、そこは ”こだわる” ところじゃないだろ?とは思いますが、家電製品のデジカメと、フィルムの写真機が(ポピュラーな意味で)共存できなかったように、ガット弦とナイロン弦も共存できなかったのかな…などと、結びつけて考えてしまいます。


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こちらの弦は、まだ張り替えたばかりなので、感じと云うか感触のようなものは、もう少し指で味わってから、自分の備忘録として、言葉にしておこうかと思っています。

ところで、ギターの練習をした後で、ウクレレの練習をすると、とにかく押弦が楽チン(に、思えてしまう)で、自分が上手くなったように思い違いをして、ちょっと難しい譜面に挑んで、毎回、返り討ちにあっています。

” こだわる ” べきは、機材ではなく、扱う側の方だな…と、3年前の夏に買ったまま放置状態だったギターを抱えてみて、つくづく ” 足りない自分 ” を思い知らされている次第です。



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Comments 2

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10key  
Re: 俺はオツムリの具合が悪いだけですけど^^;


昨日、デカヤマハ(650mmスケール)で練習していたら、小指を無理に拡げ過ぎたようで痛めてしまいました(;O;)
チビヤマハ(580mmスケール)は、音が細いと云うか痩せていると云うか…どーにも物足り無いので、ついついデカヤマハを手にしちゃうんだけど、やっぱり俺の指にはデカイので、最近知った、19世紀ギターを物色する…なんてことも視野に入れつつ630mmスケールを試してみようか…などと良からぬ思いも湧いていたりしています。

チビヤマハの方は、3弦がボヤけたままなので、ここだけアリアンスに張り替えたところ、ヌケは良くなったけど、ここだけ音質が違うので、それはそれで妙な違和感が残ったりして…あぁ、そっか、これが沈さんが言ってた「弦沼」か…と思い出しました。
まだ張り替えたばかりなので、安定してきたら、印象も変わるかもしれません。
もっとも、スケールやエチュードしか練習していない入門者ですので、音色云々以前に、やることが山積みなんですけどね^^;

2017/03/06 (Mon) 20:27 | EDIT | 10keyさん">REPLY |   
沈さん@ForestSwing  
記憶ってホント、そうですよね(;^ω^)。

最近僕は逆で、ギター弾いた後のレレは「うわぁフレットちっせぇ・・」って感じてます。
もう体まで小っちゃくなって弾いてます(笑)。でも弾き始めてしばらく経てば慣れてきますけど。

僕もそろそろ数台、弦交換のサイクルが着てます。先ずGodin 5th Avenue、現在フラットワウンド張ってますけど、こいつにマカフェリ用の弦を張りたいかなと。で、レレはまだ暫くこのまま。とりあえずGodin 5th Avenueっすね!。ストフォニ・バルクが入荷されたら注文して交換してみます。

2017/03/06 (Mon) 18:38 | EDIT | REPLY |   

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