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あけましておめでとうございます(旧暦)

文房具
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今年の年賀状には一筆添えて出そうと決めました。

筆書きは無理だし、ボールペンは嫌だったので、手元に数本残っている万年筆を確認したところ、ラミーのサファリが2本と、ペリカンのペリカーノジュニアが見つかりました。
ですが、どれも数年間放置状態なので、インキが固まっています。
一晩浸け置きをしてインキを入れなおしたけど、3本とも、インクフローが悪く、空振りが多い上に、高い筆圧でゴリゴリ書いていたものだから、ペン先がダメダメ状態・・・。

まぁ、だったら安価な品でも…と考え、ワールドワイドウェッブを徘徊したところ、プラチナの#3776センチュリーというシリーズの評判がよろしいようで、葉書などに書く時は、水性染料インクでは濡れた場合、すぐに流れてしまうが、顔料系インキならば、耐水性が高いので、インクジェット葉書にも使える云々、ネット頼みの耳年増状態で、二子玉川の伊東屋へ足を運んでみました。

せんちゅりーあお

万年筆は太字がカッコイイ。
30年ほど前に、諸先輩方から、そう教わったため、何の躊躇いもなく太字を試筆したところ…なんだよ、この書きやすさは!

まるでサインペンのように、スルスルヌルヌル書けるじゃないか。

2000円くらいの鉄ペン万年筆しか贖ったことがなかったので、カリカリ感が書き味と思い込んでいたけど、万年筆って、こんなにも書くのが愉しい筆記用具だったなんて知りませんでした。

いや本当に、書く行為そのものが愉しいんです。

この日は、幾本か試筆して、青軸のセンチュリーをもらってきましたが、すでに心の中では、諭吉1人分で、こんなに書きやすいなら、他の品はどーなんだ?…と、生まれた時から居座り続けているソワソワ虫が活性化して、浮気細胞を増殖させていました。

IMG_2080.jpg

原稿などの校正用に朱色が欲しい…いや、必要だな。
と言うことで、同じセンチュリー太字の赤軸をネット注文。

あぁ、そうだ手帳用に細字も欲しい…いやいや、必須でしょ。
と、言うことで、センチュリーは2本あるから、パイロットのカスタム74をネット注文。

と、言うことで、どちらも実売価格1万円以下ですし、個体差も少ないようなので、試し書きもせずに注文したわけですが、全部書きやすい。

こうなってくると、諭吉1人以下で、こんだけ書きやすいのならば、諭吉が幾人か必要な、各メーカーのフラグシップモデルは、さぞかし…

もう、そんなことを思うと、夜も眠れません。
そうでなくても、二年前から両親の介護で忙しくなっている上に、年の瀬も重なっているので、眠れないのは困ります。

ちゃんと夜は眠るため、パイロットのカスタム845と言う、実質的、メーカーのフラグシップモデルを注文しました。

かすたむ845

定価は、諭吉5人超えですが、ネット販売ならば諭吉3人半前。
この価格の品を試し書き無しで贖う怖さはあるけれども、上記3本の購入体験から、国産品でハズレは無いだろう…と、自分に都合の良い解釈をして、ネット注文しました。

年明け早々に届いたカスタム845は、安直な期待を裏切ることなく、素晴らしい書き味でした。
ペン先の軸がブレることなく、柔らかくしなるため、とにかく書きやすいのです。

なるほど、ネット情報で「生涯の一本」と名指しされるだけのことはあるように感じました。

実売価格1万円以下の万年筆を何本も買い漁って、あーでもないこーでもないと夜も眠れずに悩むより、コレを選んで良かったと、大人の判断を下した自分を誉めてあげたい気分でした。

IMG_2094.jpg

それにしても、定価5万円越えであっても、その金額で一生モノって、どれくらい存在するものだろう…と考えてみましたが、自分の狭い趣味の範疇では思い当たる品が浮かんできません。

もちろんペン先を洗ったりなどの手間は必要だけど、万年筆は三代まで伝えることが出来ると言われています。
デザインの流行り廃りや、インキフローの改善など、微々たる進化(調整)はあるにしても、基本的な構造は、ほぼ完成の域に達している…と、言うことなのでしょう。

自分の場合、独身で子供はいないから、三代も伝える必要は無いけんども、5万円で孫まで使うことが出来る工業製品って、現代にどれほどあるのでしょうか?

コレで打ち止めのつもりだったけど、そんなことを考えているうちに、だったら世界中から、万年筆の王様と称されている「ペリカン」とか「パーカー」とか「モンブラン」とかって、どーなんだよ…と、止めどない物欲細胞が、ひたすら増殖の一途を辿りはじめまちゃいました。

IMG_2113.jpg

正月早々に届いたカスタム845でしたが、七草粥を食べる日には、ペリカンのスーベレーンM400のM(中字)青軸が手元に届きました。

この頃には、万年筆には研師なる方々が存在して、都内では神保町(金ペン堂)とか大井町(フルハルター)と言う、ペン先の調整を施した万年筆を販売する有名な専門店の存在も知り、カスタム845購入時に思った「打ち止め」などと言う想いは木っ端微塵に砕け散っていました。

そして、1月の終わり頃には、プラチナの#3776極太と、インクの試し書き用も兼ねたガラスペン、そしてペンドクター(研師)の調整済みとして販売されている1970年代のモンブラン・マイスターシュテュック146と、続けざまに3本を注文、購入しました。

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がらすぺん

比較的安価な万年筆を買い漁って、あーでもないこーでもないと悩むことを避けるために選んだ、フラグシップモデルのカスタム845でしたが、むしろ高価な万年筆を買い漁って(漁れないけど)、あーでもないこーでもないと悩むと言う、とんでもない状況を産み出してしまいました。

もんぶらん146

もんぶらん146

もんぶらん146

反省しています。
えぇ、色々な意味で、海より深く反省していますが(例えばペン先の選び方とか)、まったくもって後悔しておりません。

なので、手元に揃った万年筆を使いつつも、次の一本を模索していたりする今日此の頃だったりしています。


とんでもなく放置したままのサイトで、2015年などは一度もテクストアップしなかったけど、今後も廃止することなくぼちぼちとアップしていこうと思っています。
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Comments 4

time@">
time@  
Re: 熱い!


いやいや、いつも通り、上っ面を撫でているだけです。
万年筆に関しては年間15本以下の購入にしたかったけど、今年は20本になっちゃった、テヘペロ…なんつぅう、オッサン連中が有象無象に徘徊していますからね。
俺は、そっちまでは歩み寄れません。あくまでも実務派ッス ^_^

2016/02/10 (Wed) 04:04 | EDIT | time@さん">REPLY |   
沈の字  
熱い!

文章から沸き上がる熱いものを感じました。それとハマると恐いって事も(笑)。

2016/02/09 (Tue) 22:11 | EDIT | REPLY |   
time@">
time@  
Re: おめでとうございます。


改めまして、おめでとうございます
本年は、こちらのブログも続けていきたい…と思っています^_^;
そうそう、貴女さまからの年賀状も、万年筆導入のキッカケのひとつですよ。

ラミーのサファリは、扱いやすいですよね。
俺の場合、よりによって古典インクを飲ませてたまま放置状態だったので、ガチガチに固まってしました。
個体差があるかと思いますが、モンブラン書きやすいですヽ(^o^)丿
でもペリカンのM400も、かなりお気に入りですヽ(^o^)丿
いやいやパイロットもプラチナの富士山シリーズも、書きやすいですヽ(^o^)丿
年始早々から懐具合だけが南岸低気圧状態です( ´Д`)=3

2016/02/09 (Tue) 04:19 | EDIT | time@さん">REPLY |   
jUnjUn  
おめでとうございます。

ソワソワ虫さん、誉めすぎですってば!(笑
私も何十年ぶりかで万年筆が使いたくなって
去年、ラミーのサファリ、ブルーとホワイト2本買っちゃいました〜
書き味もわからないお年頃(ゴホッ)なのでラミーで十分です^^

モンブラン いいなぁ。。。

2016/02/09 (Tue) 01:32 | EDIT | REPLY |   

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