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お山

雑記
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4月から近郊の低登山へ隔週で通っている。

そもそもジョギングだの登山だの、辛かったり苦しいことは大っ嫌いなヘタレで、高所恐怖症気味なので、頂上に登って何が楽しいんだよ・・・と、思っていた。

今夏は、MTB復活を目指しているので、そのための基礎体力作り・・・と言うのが当初、目論んでいたことだったけんども、いつの間にか、ハイキングそのものがメインになっていた。

高尾山


最初に歩いたのが、高尾山で、全行程23kmほどの、このコース。
ネットでは、静かな佇まいと、なだらかなアップダウンが続く、気持ちのよいコース・・・と書かれていたので選んだのだが・・・

たしかに標高差は低いが、とにかくアップダウンの数が多くて、途中から膝は痛くて曲がらなくなるし、ふくらはぎは吊りそうになるしで、帰宅後も筋肉痛ではなく 『 怪我 』 としか言いようの無い状態だった。

自分と山の関係は、6年前に仕事で、3000m級の雪山へ登ったのが最初。
いきなり富士山で滑落訓練だの、谷川岳でラッセルだの、入笠山で雪中テント泊だのの訓練を施されて、西穂高、八ヶ岳、木曽駒ヶ岳などに登った。

仕事なので、エベレストなどの8000m級の山々を何座も登頂しているプロ登山家チームによる、万全のサポートに支えられてのことだったが、いま考えてみると、スゴイ面々にサポートしてもらっていた。


木曽駒
<< 2006年の木曽駒ヶ岳 >>

山も悪くないな・・・なんて思えるようになっていたが、その後、心肥大という持病を持っていることが判ったりして、運動そのものから長いこと離れていた。


で、6年目にして、やっと重たい腰を上げたわけだが、思っていた以上に、弱っていることが判ったので、その後も、距離などを考慮しながら、通うことにした。

高尾山は、我が家から電車で1時間半ほどなので、早朝出発しなくても良いし、バリエーションルートが幾つもあるので、飽きることも無く、気が向いたら足を向けることが出来る。

隔週程度でも通っているうちに、速度は遅いが、高尾山口駅から陣馬山までならば、休憩を入れずに歩けるようになってきたし、筋肉痛も一晩経てば治る程度のものになってきた。

さて、不思議だったのは、ストイックなことが苦手な自分なのに、どうして、お山へ足を向けてしまうのか?

自分なりに検証してみたところ、何度か通っているうちに、歩いている時は、淡々と行動していることに気が付いた。

もともと散歩は好きなので、一時期、足繁く通っていた江の島なども、カメラ片手に、淡々と歩いていたのだが、自分の場合、この ” 淡々 ” の加減具合が丁度良いのが、散歩だった。

カヤックやMTBと違って、瀬やドロップ地点で、一気にアドレナリンが躯を駆け巡って、オツム真っ白状態になるような、大きな転調は無いが、散歩には、ある種の一定したリズムがあって、日常で貯めてしまった様々な雑念が、いつの間にか感じなくなり、オツム真っ白状態になっている・・・そんなリズムだ。

どーも、この低山ハイクは、登山というジャンルに分類されるのでは無く、散歩の延長と言うか、ロケーションが変わっただけのような気がしてきたのだ。

・・・と、言っても山は山。

ケーブルカーが運行されている高尾山山頂までならばともかくとして、自分の場合、いわゆるピークハントと称される頂上をゴールとして目指す登山には興味が向かず、時間と体力が保つかぎり歩くことが主題なので、最低限の装備だけは準備している。

雨具、エマージェンシーシート、ヘッ電(頭部に固定可能なライト)、予備食を含めた行動食、水、等々・・・低山ハイクにしては、いささか過剰装備のように思うこともあるが、最初の山行が雪山からはじまったため、こればかりは手を抜かないように、プロ登山家たちから叩き込まれた。

通っているうちに、装備も、頑丈なだけではなく、ウルトラ・ライトと言われる、軽量化をメインにした道具が流通していることを知り、雨具や、サコッシュ(小物入れ)、アルコールストーブ等を自作するようになってきた。

日帰りでも充分に愉しめるのだが、頂上そのものには、それほど魅力を感じていないので、どうしても、その先に興味が沸いてしまう。

この先へ進むと、どこへ向かうのか?・・・そういえば、オートバイで走りまわっていた十代の頃、道を覚えないのは、単に方向音痴だからではなく、道は必ず、どこか新しい道に通じているから・・・などと嘯いていた事を思い出した。

この性格と言うか、モノの見方は、50歳になった今でも、変わっていないようだ。

幸いというか、会社勤めでは無いので、ある程度、まとまった休み(有給では無くて単なる無職状態だけど)を作ることが出来るので、宿泊道具を持てば、水や食料がある間は、山で過ごせるし、日帰りでは時間的に無理な地域へも出掛けることが出来る・・・山小屋泊だと、相部屋だったり、消灯時間も決まっているから、どうせななら時間を自由に使えるようにしたい・・・そーすれば重たいカメラ機材を担ぎ上げて、お気に入りの場所を見つけて、そこで思う存分に写真を撮ることも出来る・・・等々と、加速度を増した妄想が膨張してしまい、過日、国内のガレージメーカーにテントを注文してしまった。


梅雨明けの頃に、手元に届く予定なので、いまは、それが愉しみ。


問題は、どーも、その頃から仕事がたて込んで来そうな気配が濃厚になっていることなのだが・・・とにかく今は、足繁く山に通い、重たカメラ機材を担ぎ上げることが出来るように、基礎体力つくりを愉しんでいる。
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